「多摩川の歌」の合唱講座と、ダニエル・カールさん講演の夕べ

　平成２２年７月１０日（土）、美しい多摩川フォーラムが５月に完成公表した「多摩川の歌」の普及を目指した合唱講座とダニエル・カールさんによる講演会が、八王子カレッジタウンと八王子ホテルニューグランドの２つの会場にて開催されました。このイベントは、「多摩川の歌」を、一人でも多くの人に広めていきたいとの願いをこめて、三多摩青年合唱団と三多摩うたごえ協議会が主催し、美しい多摩川フォーラムが後援の立場で参加しました。

　当日は、約１２０名の受講生が八王子カレッジタウンに集まり、三多摩青年合唱団と三多摩うたごえ協議会のご指導のもと、準備体操および発声練習からスタートしました。受講生の喉や体が十分温まったところで、曲全体のイメージをつかむため、全員でピアノ伴奏に合わせて「多摩川の歌」を段階的に練習しました。続いて、女性はソプラノとアルト、男性はテノールとバスに分かれ、パート練習を行いました。最後に再び全員がひとつのホールに集まり、歌合わせを行いました。

　合唱講座終了後、参加者の皆さんは、八王子カレッジタウン隣りの八王子ホテルニューグランドへ移動し、当フォーラム副会長でタレントのダニエル・カールさんによる講演会（演題：「地球にやさしい街づくりと多摩川の歌をめぐって」）に出席されました。講演会場の入口には、「多摩川夢の桜街道～桜の札所」のパネル写真が展示され、受講生の目を楽しませていました。
　ダニエル・カールさんは、ホワイトボードにキーワードを書きながら、『日本人には、謙遜することが美徳であるとの考えが根付いていて、自分たちの住む地域を自慢することが少ないほか、普段日本人にとって当たり前と思われることも、海外の人にとって驚くべきことがたくさんある』と指摘され、『自分達の住む街を流れている「多摩川」のことをもっと勉強し、「多摩川の歌」を流域の人に広めることを通じて、川のことをもっと自慢していってほしい』と、熱弁を振るわれました。

　講演終了後、合唱講座に参加した受講生全員がステージに集合し、ダニエル・カールさんの目の前で練習の成果を発表しました。たった数時間の練習にもかかわらず、発表された「多摩川の歌」の合唱は、プロに引けをとらないほどの力強さと優雅さを感じさせ、来場者も感動を覚えつつ閉幕しました。

　三多摩青年合唱団と三多摩うたごえ協議会の皆さま、大変お疲れ様でした。また、たくさんの受講生の方々、ご参加いただき有り難うございました。

　当フォーラムでは、これからも様々な団体と協力して、「多摩川の歌」の普及に努めてまいります。

■イベントの様子■

イベント会場となった、八王子カレッジタウン（奥)と八王子ホテルニューグランド(手前)

まずは準備体操！発声練習も行い、体と喉を温めます。

各パートに分かれて練習を開始！

受講生全員で「多摩川の歌」の歌合わせを行い、合唱講座を締めくくりました。

ダニエル・カールさんの講演会は、八王子ホテルニューグランド内の会場で開催されました。

会場入口に飾られた、「多摩川夢の桜街道～桜の札所」の写真パネルが来場の皆さんをお迎えします。

テレビでもおなじみ、当フォーラム副会長のダニエル・カールさんの登場です。

世界から見た日本の素晴らしさについて、ホワイトボードを使って、受講生に分かりやすく説明します。

講演会の最後に、受講生全員がステージに集合し、気持ちも新たに「多摩川の歌」を熱唱しました。