羽村市生涯学習センターゆとろぎ・小ホールにて
 平成27年3月4日(水)、羽村市生涯学習センターゆとろぎ・小ホールにおいて、「多摩の物語」の語り会が開催されました。この事業は、当フォーラム副会長で「語り」の第一人者でもある平野啓子さん(元NHKキャスター)と、そのお弟子さんたちが、多摩川流域の各地域に伝わる“いわれ”や昔話を掘り起こし、その土地を訪れて出会った素敵なお話や文化を、わかりやすい「語り」として皆さんにお届けするものです。

 イベント当日は、平日の夜にも関わらず、総勢約180名のお客様にご来場いただきました。平野副会長の主催者挨拶の後、羽村市長・並木心様よりご来賓挨拶をいただき、語り会が幕開けしました。

 閉会後、参加された皆さんから、「全ての語りを興味深く聞くことができた。機会があれば、歴史を感じながら、多摩川沿いを河口まで歩いてみたい。」「学校や保育園の子どもたちにも聞かせてあげたい。」「語りの人たちは、その土地のことを良く調べていて感心した。」「素材がどれも素晴らしいと思った。テレビなどでは味わうことのできない人間の声の魅力を感じた。」等の感想をいただきました。

 今回発表された「語り」の内容は、若干の手直しを加え、最終的に冊子にまとめる予定です。

語り会の発表内容は
今後冊子化される予定。
(上記写真はイメージ)




   
【発表演目】
   ●羽村・狛江・川崎編
      「玉川上水の出発点、羽村」/「堤防を守った羽村の消防団の水防活動」/
      「川崎住民の願いがかなった築堤に桜が」 語り:平野啓子

   ●八王子・日野編
      「うなぎを食べない地区」/「河童に教わった石田散薬」/「藤蔵・勝五郎再生物語」
       語り:柳澤淳子

   ●小平・小金井・三鷹編
      「小金井から小平にもらった場所」/「力持ちの長五郎」/「宇賀神様のはなし」
      語り:富田元子、川井方子

   ●府中・調布・多摩・狛江編
      「松はきらい」/「おみたらしの大蛇」/「広福長者の話」/「河童のホオズキ」
      語り:冨田和美、馬場エリカ、渡辺真記

   ●大田編
      「御神砂物語」/「クラゲ骨なし」 語り:稲垣昂志
      「大森神社のおはなし」 語り:加古万里子
      「ムロセンゲンの話」/「多摩川に医者を迎えにきた狐のおはなし」 語り:山田圭一

(注)本事業は、公益財団法人とうきゅう環境財団の「2014年度多摩川およびその流域の環境浄化に関する調査・試験研究助成金」により実施されました。
 
■イベントの様子■
平野副会長の主催者挨拶。
グリーン・ツーリズムを促進するため、開発された
「さくらリング」ドーナツを紹介する場面もありました。
議会中のお忙しい中、並木羽村市長が
会場に駆けつけてくださいました。
語り実演のトップバッターは、羽村・狛江・川崎編を担当した平野副会長。
堤防を守った羽村の消防団の水防活動等のお話が、
臨場感溢れる白熱した演技と「語り」で披露され、来場者を魅了しました。
八王子・日野編を担当した柳澤さんは、タオル等の小道具を効果的に使ったり、お話の展開ごとに
立ち位置を変えたりと、来場者を飽きさせない工夫で、素晴らしい語りを披露しました。
小平・小金井・三鷹編を担当した川井さんと富田さんは、「語り」の場面に合わせた写真を
効果的に使って、来場者がまるでその場に居るような演出を心掛けました。
(左から)馬場さん、冨田さん、渡辺さんは、府中・調布・多摩・狛江と、一番多くの地域を、
見事なチームワークで印象に残る語りを実演しました。
(左から)山田さん、加古さん、稲垣さんは、大田編を担当し、20歳代前半のフレッシュさで
空気を和ませ、前説と「語り」で会場を盛り上げました。今後の活躍が期待されます。
最後に、出演者全員がステージに上がり、平野副会長が代表して御礼を申し上げ、
イベントは無事終了しました。来場者の皆さん、最後までご清聴有り難うございました!

ホームお問い合わせフォーラム規約プライバシーポリシー

美しい多摩川フォーラム事務局 (青梅信用金庫 地域貢献部内)
Copyright © Forum for the Beautiful Tama River All Rights Reserved