調布市グリーンホール 大ホールにて

 平成24年3月24日(土)、調布市グリーンホール大ホールにおいて、「“多摩川夢の桜街道”と語り会」が開催されました。これは、調布市との共催で、環境と調和が保たれた「桜」による地域づくりの一環として、「夢の桜街道」の可能性を探り、「桜の語り」のパワーで地域を元気づけようと企画されたものです。当日は、朝から小雨が降り、3月末とは思えないくらい肌寒い天気でしたが、開場時間を待ちきれない沢山の来場者が、ホール入口前に列をつくっていました。
 
 多摩ケーブルネットワークの司会進行により、14時にイベントがスタートすると、まずは主催の当フォーラム・細野会長よりご挨拶をいただきました。続いて、共催の調布市長・長友貴樹様よりご挨拶をいただき、当フォーラムの活動についてもご紹介いただきました。
 第1部では、当フォーラムの細野会長、平野副会長、ダニエル・カール副会長がステージに登場し、昨年の東日本大震災が起きてからの1年間、3人がそれぞれどんな行動や支援を行ってきたかを語り合いました。特に、山形県と深い関わりがあり、被災地の状況を目の当たりにしているダニエル・カール副会長は、話の途中で声を詰まらせる場面もあるなど、熱い想いが来場者の心に響きました。
 第2部では、平野副会長による瀬戸内寂聴作「しだれ桜」の全文暗誦による「語り」が上演されました。「語り」と照明、音響が一体となった、独特で妖艶な世界観に、会場の皆さんはうっとりと引き込まれました。

 イベント終了後、来場者から「このイベントに参加して、東北に桜を見に行きたいと思うようになった」「帰ったら防災マップを確認したい」など、観光による東北復興支援の必要性や、日頃から防災を意識する心がけが大切だという声が沢山寄せられました。今後も、「語り」を通じた「夢の桜街道」のPR、また東北復興支援や日頃の防災意識の更なる向上に力を注いでいきたいと思います。
■イベントの様子■
入口では、開場時間前から沢山の方々が行列をなし、お待ちいただきました。期待度の高さがうかがえます。
設備が整った調布市グリーンホール。来場者数は約600人となりました。
細野会長の挨拶でイベントがスタート。
共催者を代表して、調布市長・長友 貴樹様にご挨拶をいただきました。
第1部のシンポジウムでは、昨年の東日本大震災後、どのように思い、行動し、被災地を支援してきたか、また「夢の桜街道」の可能性について熱く語り合いました。
震災後、すぐに外国に向け正しい情報を英語で発信し、現在も東北の被災地支援を続けるダニエル・カールさんの熱い想いは、来場者の心にしっかり届きました。
第2部では、語り部・平野啓子さんの全文暗誦による「しだれ桜」が上演され、来場者は「語り」の世界にすっかり魅了されました。
「語り」終了後は、平野さんの楽しいトークが繰り広げられました。
イベント終了後、サインを求める方に丁寧に対応される平野さん。来場された皆さん、どうも有り難うございました。

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