平成25年1月29日(火)、立川グランドホテルにおいて、第3回「食と文化の交流イベント」が開催されました。これは、農林水産省関東農政局の「平成24年度食と地域の交流促進対策交付金」により実施されたイベントです。奥多摩の「自然」「食」「文化」を活かしながら、多摩川の上・中・下流域間の観光交流を図るため、古くて新しい「奥多摩郷土弁当&桜スイーツ」の完成発表会を行いました。また、地元の昔話の調査内容の発表や語りの実演により、食と文化が調和した、質の高い観光交流ビジネス(グリーン・ツーリズム)を創出しました。
 このイベントの情報が1月21日付の朝日新聞朝刊や1月25日付の西多摩新聞に掲載されたこともあり、沢山の方から参加希望のお電話をいただき、前日までに募集定員の200名に達しました。

 イベント当日は、弁当開発チームと語りチームがそれぞれ朝から会場に入り、入念なリハーサルや最終盛り付け作業に追われました。13時に受付が開始されると、弁当引換券が配られ、満席の中でイベントがスタートしました。当フォーラム副会長で語り部の平野啓子氏が主催者挨拶、当フォーラム運営委員で本イベントの実行委員長である小澤酒造且謦役社長の小澤順一郎氏より挨拶があり、いよいよ第1部が始まりました。
 披露されたのは、「多摩の物語・新編5話(東京の奥座敷〜青梅・奥多摩・あきる野)」です。

 ●「青梅お狗さま」X梅の粕漬け(西尾弘氏、柳澤淳子氏、木下由紀子氏)
 ●「雪女伝説」X麦きり(平野啓子氏)
 ●「奥多摩むかし道(「盗まれた馬頭様」「熊をくすぐる」)」X岩魚・奥多摩山女(川井方子氏、富田元子氏)
 ●「あきる野五日市、今、昔」Xところいも・地元の醤油(冨田和美氏、馬場エリカ氏、渡辺真記氏)

 これらの語りは全て、地元に古くから伝わる民話を掘り起こしたものに、地元産の食材の話を加味したオリジナル作品で、映像や音楽、照明による演出を加えて発表されました。来場者は、その語りの世界に引き込まれ、大変楽しまれた様子でした。

 15分の休憩をはさんで、第2部「奥多摩郷土弁当と桜スイーツの完成発表」が行われました。会場後方には、積み上げられたお弁当150食と、バイキング形式の大皿十数種類、桜スイーツが整然と並べられ、いやが上にも来場者の期待が高まりました。当フォーラム・アドバイザーで東京シティガイドの澤田實氏より、郷土弁当開発から発表に至るまでの裏話や、食材選定・メニュー開発での苦労話や弁当に込められた想いなどが語られました。(弁当のおしながきはこちらをご覧ください。)

 次に、東洋米菓渇c業部特販課係長の湯浅潤二氏より、米粉を使用し油で揚げていないヘルシーな「さくらリング」ドーナツの紹介と、叶ツ木屋製造本部製品課リーダーの青木久雄氏より、当フォーラム・オリジナルの「多摩川夢の桜街道」マップが同封された、目にも可愛らしい桜クッキーの紹介があり、いよいよ試食会となりました。
 来場者はそれぞれの味をしっかり吟味されて味わったようでした。(アンケート集計結果はこちらをご覧ください。)
■イベントの様子■
会場受付の様子。
平野副会長より、主催者を代表して挨拶がありました。
続いて小澤実行委員長の挨拶がありました。
いよいよ第1部「多摩の物語」の語りが始まりました。
「雪女伝説」を披露する平野副会長。
全ての語りには、その土地に古くから伝わる食材が盛り込まれました。
第2部で完成発表された「奥多摩郷土弁当」(奥多摩心いやし弁当)。
桜スイーツ2点も会場後方のテーブルにびっしり並べられました。(左:「さくらリング」ドーナツ、右:桜クッキー)
お弁当のメニューは、バイキング形式でも用意され、来場者全員が試食されました。
自席で弁当やスイーツの味を吟味する来場者。アンケートにご協力いただいたみなさん、有り難うございました。
 

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