平成26年3月26日(水)、「多摩川夢の桜街道」五十八番札所・都立小金井公園において、公益財団法人東京都公園協会と小金井市後援のもと、「第2回桜守学校」が開催されました。この事業は、日本人が最も愛する「桜」を地域の観光資源と捉え、その景観を維持するため、桜を守り、次代を担う子どもたちに継承していく桜守を育成することを目指しており、第2回目となる今回は、桜の専門家2名を招いて開催されました。

  1.桜に関するレクチャー(小金井公園サービスセンター2階会議室)
     【講師】
     NPO法人東京樹木医プロジェクト 副理事長 美濃又 哲男 氏

  2.園内の桜観察(小金井公園内、「桜の園」周辺)
     【案内】
     小金井公園桜守の会・世話人代表 伊藤 正義 氏     
     
 午前9時、都立小金井公園のサービスセンター2階会議室には、桜に関心のある参加者12名が集まり、事務局の開催挨拶後、NPO法人東京樹木医プロジェクト副理事長の美濃又哲男氏による、桜に関するレクチャーが始まりました。パワーポイントを用いた解説はとても分かりやすく、参加者は先生の説明を真剣に聞いていました。

 桜に関する知識を得た参加者は、案内役を務めていただいた「小金井公園桜守の会」の伊藤桜守を先頭に、園内の桜観察に出発しました。うす曇りで少し肌寒い中、広い園内では間もなく開花しそうなソメイヨシノをはじめ、小金井薄墨桜の原木等、さまざまな種類の桜を巡り歩きました。参加者は伊藤桜守の話に熱心に耳を傾け、時折質問するなど、相互の交流も深まり、第2回目の桜守学校は無事終了しました。

 今後も、地域の桜を愛し、守る心を育むため、この事業を継続して開催してまいります。
■イベントの様子■
はじめに事務局より、挨拶および配付資料の説明。
続いて、美濃又先生による、パワーポイントを用いたレクチャーが始まりました。
参加者の皆さんは、熱心に講義を聞いていました。
続いて伊藤桜守より、園内ガイドのルート説明がありました。
学んだことを頭に入れながら、いよいよ園内観察です!
桜守の説明に、熱心に耳を傾ける参加者。
桜守の指示で、ソメイヨシノの幹の太さを、手を伸ばして3人がかりで測りました。
園内に、満開のしだれ桜を発見!とても綺麗でした。
桜の根元を保護するため、ジャノヒゲという植物で周りを囲っています。桜守の会の方が、ボランティアで植えたそうです。
園内の「江戸東京たてもの博物館」に、映画「千と千尋の神隠し」の銭湯のモデルとなった建物がありました。小金井公園は奥が深いですね・・・。
 
途中、室内で開催されていた「サクラサク展」にも立ち寄りました。桜の写真や小金井の歴史写真、桜にまつわる銘柄のお酒も置いてありました。
最後に、深いピンク色が華やかなカンヒザクラを観賞してイベントは終了しました。参加者の皆さん、お疲れ様でした!
園内に咲いていた、早咲きの桜

ホームお問い合わせフォーラム規約プライバシーポリシー

美しい多摩川フォーラム事務局 (青梅信用金庫 地域貢献部内)
Copyright © Forum for the Beautiful Tama River All Rights Reserved