平成28年3月30日(水)、「多摩川夢の桜街道」の五十八番札所・都立小金井公園において、公益財団法人東京都公園協会と小金井市後援のもと、第6回「桜ウォーキングと桜守学校」が開催されました。この事業は、日本人が最も愛する「桜」を地域の観光資源と捉え、その景観を維持するため、桜を守り、次代を担う子どもたちに継承していく桜守を育成することを目指しており、第6回目となる今回も、昨年と同様、桜の専門家2名を招いて開催されました。
 3月1日に募集を開始したところ、1週間後には定員30名に達するほど、人気のイベントになりました。

  1.桜に関するお話 (小金井公園サービスセンター1階会議室)
     【講師】
     NPO法人東京樹木医プロジェクト 理事長 美濃又 哲男 氏

  2.園内の様々な桜を観察 (小金井公園内、「桜の園」周辺)
     【案内】
     小金井公園桜守の会・世話人代表 伊藤 正義 氏     
     
 午前9時、都立小金井公園のサービスセンター1階会議室には、今春中学校に入学する子どもを含め、桜に関心のある参加者30名が集まり、事務局の開催挨拶後、NPO法人東京樹木医プロジェクト理事長の美濃又哲男氏による、桜に関するお話が始まりました。パワーポイントを用いた解説はとても分かりやすく、参加者は先生の説明を真剣に聞いていました。

 桜に関する知識を得た参加者は、案内役を務めていただいた「小金井公園桜守の会」の伊藤桜守を先頭に、園内の桜観察に出発しました。あいにくの花曇りではありましたが、広い園内では6部咲きのソメイヨシノをはじめ、小金井薄墨桜の原木等、さまざまな種類の桜を観察しました。参加者は伊藤桜守の話に熱心に耳を傾け、適宜質問するなど、相互の交流も深まり、第6回目の桜守学校は無事終了しました。

 今後も、地域の桜を愛し、守る心を育むため、この事業を継続して開催してまいります。
■イベントの様子■
集合場所となった公園サービスセンター。
この桜が、小金井公園の桜開花の標準木です。
サービスセンター1階に集まった参加者30名
を前に、事務局から開会挨拶。
続いて、美濃又先生の講義が始まりました。
桜に関する様々な知識を教えていただきました。
講義中、本物の桜の見本が回覧され、
参加者は興味深げに観察していました。
講義終了後、伊藤桜守から
園内ガイドの事前説明がありました。
屋外へ移動。いよいよ
「桜ウォーキング」が始まります!
まずは公園の南側を流れる玉川上水について、
橋の上から説明を受けました。
再び園内へ移動。ソメイヨシノは6部咲きで
まもなく見頃を迎えようとしていました。
参加者は、配布された資料を手に、
桜守の話に熱心に耳を傾けていました。
途中、休憩を兼ねてビジターセンター
(旧光華殿)へ立ち寄りました。
桜にまつわる様々な展示物があり、
参加者の目を楽しませました。
園内のウォーキングを再開。
菜の花と桜のコントラストも綺麗でした。
桜守のガイド中、一生懸命メモを取る参加者も
少なくありませんでした。
幹の途中から枝が地に伸びる、
不思議な現象についても学びました。
最後に、蒸気機関車展示場の横に咲く
カンヒザクラを鑑賞してイベントは終了しました。
参加者の皆さん、お疲れ様でした!

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