バルトホール(府中市市民活動センタープラッツ5F)にて
 令和元年9月6日(金)、府中駅前の府中市市民活動センタープラッツ5F「バルトホール」において、「多摩の物語」の語り会が開催されました。この事業は、当フォーラム副会長で「語り」の第一人者でもある平野啓子さん(元NHKキャスター)と語り仲間たちが、多摩川流域の各地域に伝わる“いわれ”や昔話を掘り起こし、その土地を訪れて出会った素敵なお話や文化を2冊の冊子にまとめ、わかりやすい「語り」として皆さんにお届けするものです。今回の語り会は、府中市ご後援のもと、京王電鉄さんに全面的なご協力をいただき、開催の運びとなりました。

 イベント当日、ホテルのようにシックな雰囲気の会場には、平日の夜にも関わらず、定員100名を超える115名のお客様にご来場いただきました。午後6時半、当フォーラム細野会長の主催者挨拶の後、府中市の高野律雄市長からご来賓挨拶をいただき、語り部16名による語り会がスタートしました。

 今回は、「多摩の物語」のほか、江戸時代に府中で生まれ、大きな業績を残した「川崎平右衛門物語」や、令和を祝して万葉集を披露しました。最後に平野副会長の閉会挨拶で、語り会は無事終了しました。

 閉会後、参加された皆さんから、「語りを聞く機会は初めてだったが、大変面白く、新鮮だった。」「時間を忘れて聞いてしまった。」「色々な年齢の演者の方に元気をもらえた。」「文学の語りも良いが、このような身近な話の語りも楽しめた。」等の感想をいただきました。

 なお、イベント終了後、希望者には「多摩の物語」の冊子をプレゼントしました。

「多摩の物語」の
2冊の冊子。


   
【発表演目・語り部】

 ◆「多摩の物語」より
    「松はきらい」 語り:水澤友美
    「おみたらしの大蛇」 語り:葛原詩織
    「うなぎを食べない地区」 語り:空風ナギ
    「大森神社のおはなし」 語り:平野啓奈

 ◆多摩にまつわる万葉集 唱和:全員

 ◆川崎平右衛門物語
    語り:冨田和美、馬場エリカ、渡辺真記、平野啓子、木下由紀子、中西邦子、
    中村かおり、稲井まり子、平野啓花、川井方子、横倉充、富田元子(出演順)

 ◆祝令和「万葉集」巻第五より「梅花の歌」 朗誦:全員

 
■イベントの様子■
府中市市民活動センタープラッツにある
「バルトホール」はホテルのような佇まい。
午後6時。定員を超えるお客様が
続々と会場へお越しになりました。
府中市民をはじめ、多摩地域を中心に
総勢115名の方々にお集まりいただきました。
午後6時半。司会は語り部の平野啓奈さん(右)
と当フォーラム事務局が務めました。
はじめに、細野会長から
主催者挨拶をいただきました。
続いて、府中市の高野律雄市長から
ご来賓挨拶をいただき、語り会がスタート。
◆演目1:「多摩の物語」より
「松はきらい」
語り:水澤友美
「おみたらしの大蛇」
語り:葛原詩織
「うなぎを食べない地区」
語り:空風ナギ
「大森神社のおはなし」
語り:平野啓奈
◆演目2:多摩にまつわる万葉集
「多摩にまつわる万葉集」では、高野市長と細野会長がサプライズで
ステージに登壇し、和歌二首を会場全員で唱和しました。
◆演目3:川崎平右衛門物語
「序」「結」
語り:冨田和美
「平右衛門の
子ども時代」
語り:馬場エリカ
「江戸に象がやってきた」
語り:渡辺真記
「平右衛門が農業用水の工事を請け負う」
語り:平野啓子
「平右衛門の時代背景」
語り:木下由紀子
「新田開発」
語り:中西邦子
「畑養料」
語り:中村かおり
「芝地開発料」
語り:稲井まり子
「高翁家録」
語り:平野啓花
「玉川上水、
多摩川の治水」
語り:川井方子
「石見銀山、
大森代官の話」
語り:横倉 充
「各地で称えられた
平右衛門」
語り:富田元子
「川崎平右衛門」物語では、語り部12名が、それぞれの語り口調で、
平右衛門の生涯を、幼少時代から晩年まで、順を追って語っていきました。
◆演目4:祝令和「万葉集」巻第五より「梅花の歌」
最後に、万葉集から「梅の花」を題材にした和歌を、まるで宴を開いているような
設定で、一人一首ずつ、バリエーションに富んだ歌い方で披露しました。
最後に平野副会長の閉会挨拶で
イベントは無事終了。
希望者には受付で「多摩の物語」を
プレゼントしました。

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